BMS Agency

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最近(2020年)のBMS界を気ままに追っかけます

おやすみ!

まことに勝手ながら、本日をもってBMS Agencyの新規記事作成を終了とさせていただきます。1年間、ありがとうございました。

 

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ブログの更新をやめる理由は、一言で言うと「本業多忙」です。来年からブログを書く時間が減るだけでなく、BMSに費やせる時間も大幅激減となってしまうため、BMS Agencyとしての活動継続は困難だと判断しました。

 

しかし、まだ今年の一部BMSイベントの振り返り記事を書き終えていないこともあるため、書きかけの記事だけは何としても完成させてから、完全に更新終了とさせていただきます(A-1, Mutual Faith 3など、更新がかなり遅れております…申し訳ございません。合間を縫って書くので、完成時期は未定です)。

一方で、来年以降に開催されるBMSイベントについては、誠に申し訳ございませんが全て未着手宣言とさせていただきます。

 

突然の話で誠に恐縮ではございますが、こちらとしては半年以上前から決めていたことなので、どうかご理解いただけますと幸いです。

 

今後もBMS界を追えるかは今のところわかりませんが、どちらにせよ私はBMSブログという役割をBMS界に返上し、後続の方が名乗りを上げやすいように道を譲らせていただきます(この辺りもmihoclapさんリスペクトです)。

その代わり、BMS Agencyとして作成したブログ記事・動画は活動終了後もそのままにしておきますので、今後のBMS資料としてご活用いただけると私も嬉しいです。

 

2021年以降、ぜひ皆さんの手で新しいBMSシーンを築き上げていってください。

応援しております。

 

それでは。

Twitter(@slnpy)はブログ・動画更新の告知用にしか使っていなかったので、BMS Agency活動停止にあたってアカウントを削除させていただきましたm(__)m

 

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※以下よりブログをやめる理由の詳細を書いていますが、自分語りが多めなので閲覧注意です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今年1年は、本気でBMSイベントを応援しておりました。

しかし、突然BMS Agencyの活動を停止するということで、他関係者のモチベーションが下がることを防ぐために、ブログをやめる理由を正直にちゃんと話そうと思います。

 

 

まず、活動終了にあたって一つご報告があります。

この度、私骨無しチキンは2021年よりとあるゲーム会社のエンジニアとして勤務することになりました。

 

私はもともと自作ゲーム業界出身だったため、今回の話は千載一遇のチャンスであり、絶対に逃したくないと考えています。そのため、しばらくは本業に集中させていただくべく、BMS Agency活動は終了とさせていただきます。また、活動再開の意思は一切ありません。

 

正直なところ、2021年からは自分の生活だけで手一杯なところもあり、これまでのような応援を続ける余裕がありません。そのため、私が応援できるのは2020年までとさせていただきます。

その代わり、2012年からずっと応援していたBMS界への恩返しということで、この1年間はコスト度外視で応援させていただきました。そんな最後の1年として関わった2020年が、BMSにとって非常に活気の溢れる年だったのは、本当に幸運だったとしか言えません。本当にありがとうございました。

 

以上の通り、私がブログをやめるのは完全に個人の都合であるため、BMS文化のことは今でも好きですし、残った皆さんのことは心から応援しております。

今回の活動停止も「こんなに業界が盛り上がってるタイミングで活動をやめるなんて、あいつバカだなぁ~~!」ぐらいに軽く笑い飛ばしていただけると、こちらも嬉しいです。

 

クリエイターの夢と熱情が詰まったBMSシーンが、2021年以降も引き続き盛り上がっていくことを、業界外から応援しております。

どうかお元気で!

 

2020/12/30 骨無しチキン (BMS Agency)

2020年のBMSイベントデータ 2

前回の記事では公式データを中心にまとめていましたが、こちらの記事ではより独自の集計結果を載せます。

 

 

◆ 2020年イベントのインプレデータ

今年開催されたBMSイベントのうち、評価型のBMSイベントでのインプレデータは以下の通りです。

最少:全作品の最少インプレ数(失格・非競争作品は除外)

平均:全作品の平均インプレ数

最多:全作品の最多インプレ数(≒優勝作品のインプレ数)

 

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また、データをグラフ化した結果が以下の通りです。

 

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2020年は上半期は例年通り平均インプレ数20~40を推移していましたが、無名戦を皮切りに平均インプレ数が急増しました。また、1年のうち平均で最もインプレが多くもらえるイベントは相変わらず無名戦でした。

 

ただ、今年は無名戦・BOFといった定期イベント以外の平均インプレ数も増加しており、特にA-1・MF3・WWの3イベントがBOFXVI平均インプレ数を上回ったのは衝撃的でした。これは、「多くの人に見てもらうならBOFシリーズ参加が一番良い」という昨今の常識・神話が崩れ、BOF以外のイベントに目を向ける必要が出てきたのではないかと思います。プレイヤーとしても、同じような定期イベントだけが盛り上がるのは閉塞感を感じるので、2020年は新しい変化が見られた良い年だと感じました。

 

また、無名戦・A-1以外のイベント優勝作品がインプレ数100を超えるのは非常に珍しく、ここ10年での該当イベントはPABAT! 2017(114票)のみです(こちらが知る限りでは。ちゃんと確認は取ってませんが…)

 

参考:各年の最多インプレ数(BOF・無名戦除く)

2010:FIVE VS SEVEN(65票)

2011:わずか1分で楽しめるBMSイベント(67票)

2012:ノンジャンル (91票)

2013:ノンジャンル2(62票)

2014:戦[sen-goku]國 ~甲午の乱~(89票)

2015:PABAT! 2015(89票)

2016:PABAT! 2016(86票)

2017:PABAT! 2017(114票)

2018:A-1 ClimaX 8th(84票)

2019:A-1 ClimaX 9th(71票)

2020:WORLD WAR(119票)

 

これらのデータを踏まえ、2020年のBMSイベントは例年と比較してインプレ数が増加した年だと確認できます。

しかし一方で、インプレを行った方の「作家:プレイヤー」比率は確認していないので、一概に「インプレ数が例年より増えたから、プレイヤーが増加して業界は例年より盛り上がってる」と決めつけてしまうのは早計でしょう。今年は多くのイレギュラーな要素の影響もあったため、2020年がどういう年だったかを知るには、また今後振り返る必要があると思います。

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◆ test1

◆ test2

準備中…

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2021年以降のBMSイベントについて

現在、BMS AgencyのGoogle検索流入記事1位は「2020年内のBMSイベントについて」となっています。

bms-agency.hateblo.jp

 

そのため、今回の記事ではその続きとして、「今後のBMSイベントの調べ方」を載せておきます。

 

 

 

BMS EVENT LITE

BMS EVENT LITEというBMSイベントの日程まとめサイトをご存じでしょうか。

こちらのサイトを見ることで、今後行われるBMSの日程が容易に確認できます。

 

例えば、2020年12月30日現在、直近のイベントは以下の通り。

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(差分系イベントを除いて)現在開催中はBMSをたくさん作るぜ'20、来年1月に開催されるのは"Nancyatte" A-1 ClimaX -Just kidding-第三回BMS衆議院選であることが確認できます(第三回BMS衆議院選は事前参加表明必須であり、参加表明締め切りが12月31日までなので要注意)。

 

BMS EVENT LITEは比較的早い段階で更新されるので、BMSイベント参加を検討される方は定期的にチェックしておくと良いでしょう。

(運営者はhitkeyさん。いつもありがとうございます。)

 

また、単純に昔のイベントを調べるだけでも面白いので、プレイヤーにもありがたいサイトとなっております。

 

 

◆ おまけ

Q. 面白そうな昔のBMSイベントを見つけたのですが、パッケージがリンク切れになっています。もう遊べないのでしょうか?

 

A. 以下のサイトにてパッケージアーカイブが残っている可能性大なので、チェックしてみましょう。初代A-1 ClimaX(2008年)のパッケージも残っています。

https://package.bms.ms/

 

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Q. イベントが多くてよくわからないのですが、どんなイベントが開催されているのでしょうか。

A. ニコニコ動画で「BMSイベントメドレー」と検索し、イベントダイジェスト動画を見れば過去イベントの雰囲気を知ることができます。

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以下、簡単にイベントを区分: 

 

○定期イベント(今のところ、毎年開催):

無名戦シリーズ

A-1 ClimaXシリーズ

BOFシリーズ

PABAT! シリーズ

 

○随時開催イベント(2年に1回などのペースで開催):

BMS衆議院選シリーズ

東方音戯遊戯シリーズ

 

不定期イベント不定期間隔で開催):

ナンバリング表記のあるイベント(Mutual Faith・Be Music West等)

戦國シリーズ

9KEYSシリーズ

完全偽名型イベント(Wire Puller・なんちゃって無名戦等)

Foon系イベント(BOFoon等)

 

○新規イベント

ジャンル特化型イベント(長尺BMSイベント・B.T.S.等)

その他もろもろ。尖ったイベント多し

 

○パッケージ型イベント

いっぱい作るシリーズ(随時開催)

ゆるゆるBMSパッケージシリーズ(定期)

けもびーつ(新規)

Toy Musical 3 シリーズ(随時開催)

など(上記はすべて2020年のパッケージイベント)

[引継ぎ用]BMSイベントのダイジェスト動画はこうやって作っています

BMS AgencyのようなBMSダイジェスト動画を作りたい方に向けて、動画の作り方について説明します。

 

↓動画例(Youtube)

www.youtube.com

 

↓動画例(niconico)

www.nicovideo.jp

 

 

 

 

◆ 基本方針

 

できる限り楽に作りたいので、まずは自動化について考えます。

 

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◇自動化できること

・録画作業

・字幕付け作業

◇自動化できないこと

・録画用の「曲目リスト」作成

・曲ごとにカット・トリミングする作業

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図式化すると次のようになります。

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それでは、個別に説明していきます。

 

1.録画したいBMSを用意

BMSイベントなどのパッケージを用意しましょう。

 

2.曲目リストの作成

次に、自動でBMSを連続再生するための「曲目リスト」を作成します。

作成にあたって、beatorajaが必要になるのでダウンロードしましょう。

(LR2では再現不可です)

mocha-repository.info

起動できたら、手順1で用意したBMSを読み込みます。

次に、起動時のランチャーにある「Table」タブを選択します。

f:id:bms_agency:20201229194524p:plain

左の[+]ボタンを押すと、新しいリストが作成されます。

名前はデフォルトで"New Course"になっているので、わかりやすくイベント名などにしておきましょう。

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リスト名を変更できたら、次に曲を追加していきます。

 

中央の入力欄に入れたい楽曲のタイトルを入力して検索ボタンを押します。

すると、譜面ファイルの数だけヒットします。

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このとき、リストに入れたい楽曲(譜面)をクリックし、入力欄の真左の[+]ボタンを押すことでリストに追加されます。

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あとは同様に、全楽曲の検索・追加をしていけばよいです。曲の数だけ繰り返さなければならないのでやや面倒です。

このとき、表計算ソフトで楽曲リストを作成し、セルのコピペを繰り返すと楽々です。

(そもそもこの作業も自動化したかったのですが、やり方がわかりませんでした…)

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こうして全楽曲が入ったリストができれば、録画の下準備は完了です。

f:id:bms_agency:20201229215215p:plain

 

3.beatorajaでリスト再生・録画

次に、実際に録画作業に入ります。

まずはbeatorajaを起動し、「New Table」という項目を選択します。

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次に、先ほど自分で作成したリストを選択し、オートプレイを開始させます。

このタイミングで録画を開始すると良いです。

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録画ソフトは各自お好みでどうぞ。

なお、BMS Agencyでは無料かつ低スペックでも低負荷で録画できる「ロイロ ゲームレコーダー」を使用しておりました。

loilo.tv

 

以下の設定で録画しておりました。サイズが大きくなりがちなので、外付けHDDなどがあると便利。

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録画を開始したら、あとは終わるまでPCを放置します。

1曲2分として、100曲だと約200分(3時間強)ぐらいです。

録画作業中はPCで作業ができないので、さっさと寝ましょう。おやすみなさい!

(寝る前録画、朝起きて録画停止のスタイルが最強)

 

無駄に録画時間が増えるのが嫌だと感じる方は、おーとくりっか~等の「指定時間後に自動クリックする」ソフトを使って自動録画停止をすると良いです。

 

なお、例えばBOFなどの200曲以上ある楽曲である場合でもリストは100曲までで抑えた方が良いです。リストで自動再生していると、時々beatorajaが落ちてしまうことがあるため、小分けした方が落ちた時のダメージを減らせます。あとは単純に、長すぎるファイルを動画編集する際に重くなるのを防止もできます。

 

以上で録画作業は終了です。お疲れ様でした。

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(このまま動画編集作業に入ってもよいですが、録画aviファイルが大きすぎて動画編集ソフトでの読込みが遅すぎる場合、録画ファイルをmp4ファイルに圧縮することを推奨します。動画圧縮ソフトは何でも良いですが、BMS Agencyでは録画aviファイルが100GBを超えた場合でも圧縮可能なVideoProc有料版を使用しました)

jp.videoproc.com

 

 

 

4.曲ごとにカット・トリミング作業

動画の準備が終わったら、カット・トリミング作業に入ります。

BMS Agencyでは後の字幕付け自動化の連携も考え、動画編集にはフリーソフトAviutlを使用しました。

spring-fragrance.mints.ne.jp

 

録画ファイル読込み

曲ごとに分割

曲ごとにトリミング・曲前後のつなぎ調整

ダイジェスト動画完成

 

特に注意点は無いですが、ダイジェスト動画を作る際に一番面倒な工程です。

面倒ですが手を抜かず、1つ1つどのシーンを切り出すか吟味しましょう。

 

 

5.字幕付け

トリミング作業お疲れ様でした。ダイジェスト動画はほぼ完成です。

最後に、仕上げの字幕作業に入ります。

 

ここではダイジェスト動画内の曲No. ・ジャンル・タイトル・作者名のことを字幕と呼んでいます。

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この欄を曲が変わるごとに手動で変更するのは辛いので、楽に変更することについて考えます。 

 

ここでAviUtlステータス表示支援ツールというソフトを使うと、曲No. ・ジャンル・タイトル・作者名が記入されたCSVファイルを読み込むことで、Aviutl用の字幕データを自動生成してくれます。これがとんでもなく便利です。

bowlroll.ne

 

詳しい使い方はまた後日。

 

 

◆ おまけ:全手動だとどうなるか

まだbeatorajaが存在しなかった頃に、全曲ダイジェストを全手動で作って痛い目に遭ったので、その一部始終を共有しておきます。

 

○作成した動画:10分で見るBOFU2015

 

制作スケジュール:

2015/09/22:一斉公開開始

全作品を手動でダウンロード

 

2015/09/23~2015/10/01:録画作業(LR2で手動)

飯を食う時間も惜しんでほぼ全時間を録画作業。
1作品2曲で終わるため、放置しながら別作業もできない。

 

2015/10/01~2015/10/10:カット・トリミング作業

心を無にし、作業・・・

 

2015/10/11~2015/10/15:字幕付け作業・その他調整

会場をブラウザで開き、タイトルと作者名を1つ1つコピペしながら手打ち。

 

2015/10/15:動画完成

全てを動画制作に注いだものの、3週間かかりました・・・

こんな苦行、二度とやりたくないです・・・

BOFU2016の時に「今年のも作ってほしい」と言われましたが、やるわけねーだろバーーーカ!(すみませんが、これが本心でした)

 

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ひたすらしんどそうですね。
これが自動化により、どう改善されたか?今年の制作スケジュールと比較してみましょう。
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○作成した動画:20分で見るBOFXVI

 

制作スケジュール:

 

2020/10/28:一斉公開開始(一次登録作品のみ)

2020/11/23:二次登録終了

パッケージのダウンロードも完了。

録画しようとしたら、うっかり録画用HDDを故障させてしまった・・・

急遽、Amazonで外付けHDDを購入。

 

2020/11/24:パッケージ再度ダウンロード

2020/11/25~2020/11/30:録画作業(oraja自動)

寝ている時間に自動録画をしていたので、快適でした。

 

2015/12/01~2020/12/06:カット・トリミング作業

心を無にし、作業・・・

(ここはあまり変わっていない・・・)

 

2020/12/07~2020/12/08:字幕付け作業・その他調整

ステータス表示支援ツールのおかげで時短に成功。


2020/12/09:動画完成

BOFU2015の時より曲が増えたものの、約2週間で完成させることができました。

HDDを購入しなおすロスがありながらこの結果なので、大分早くなったのではないか?と思います。

 

 

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以上でBMSダイジェスト動画の作成方法の紹介は終了です。
見ての通り、ブログ作成と違ってプログラミング能力は一切不要なので、気軽に手を出してみてください。
BOF以外のBMSイベントの存在を知らしめるためにも、積極的にイベント動画を上げていきましょう―

 

また気づいたことがあったら追記します。