“SPRING 9KEYS BLOSSOM 2020” -開幕- [ #S9B2020 ]
登録 : 2020年04月05日(日)~2020年04月12日(日)
評価: 2020年04月12日(日)~2020年05月03日(日)
主催 : 0310 a.k.a 0samil0
春のPMSイベント
2011年にY.Wさん主導で始まった9KEYイベントシリーズの春版『SPRING 9KEYS ROAD 2011』。
同シリーズは夏・秋・冬とシーズンを巡り、2015年をもって終了しました。
そんな春夏秋冬PMSイベントが2020年4月、季節が一巡してまた春へ。
PMSイベントは5年ぶりに0310さんの手によって復活となりました。
そんなSPRING 9KEYS BLOSSOM 2020、略してS9B2020について見ていきましょう。
◆ PMSとは?
PMSとはボタン9個で遊ぶタイプの音ゲーフォーマットであり、具体的にはポ〇プンミュージックのクローンゲームです。
上から降ってくるノーツを9つのボタンで処理します。
PMSはポプコンと呼ばれる専用コントローラーで遊ぶのが主流ですが、ボタン1個が手のひらサイズと大きく、片手で同時押しは3個が限界です。
画像引用元:https://www.youtube.com/watch?v=kVdzIDA-rDY
(一応、家庭用の専用コントローラーにはもっと小さいのがあるみたいです)
対してBMSはボタン7つとスクラッチ1つであり、両手で全てのレーンを押さえることが可能となっています。
そのため、同じ音ゲーでもゲーム性に少々違いがあります。
ボタンの数によるゲーム性の違いだけでなく
といったように、PMSイベントとBMSイベントの楽曲は毛色が違うみたいです。
あとは、PMSではジャンル名を『カタカナ』にすることや「無理押し」を避ける・・・など細かな違いもありますが、その辺りを知るにはY.Wさんの解説ぺージを見るのが最も確実です。
〇 PMSイベントの歴史
これまで開催されたPMSイベント(パッケージシリーズ除く)は以下の通りです。
Event | Organizer | Date | Entry |
キューキービーツ | すぺらんかー | 2004/09 | 17 |
SPRING 9KEYS ROAD 2011 | Y.W&kotomi | 2011/04 | 47 |
SUMMER 9KEYS FESTIVAL 2012 | Y.W&kotomi | 2012/07 | 40 |
AUTUMN 9KEYS STORY 2013 | Y.W&kotomi | 2013/11 | 41 |
WINTER 9KEYS SPARKLE 2015 | Y.W&kotomi | 2015/01 | 31 |
SPRING 9KEYS BLOSSOM 2020 | 0310 a.k.a 0samil0 | 2020/04 | 28 |
初開催となるのは2004年の『キューキービーツ』でしたが、そこからまた7年ほどPMSイベントの空白期間がありました。
そして2011年に、記事冒頭で述べたY.Wさん主催の9KEYSシリーズが合計4回開かれました。
↑SPRING 9KEYS ROAD 2011のTOP画
そして続く2016以降では差分イベントやToy Musical以外のPMSイベントは長いこと開かれておりませんでした。
この通り、PMS限定のイベントは今回を含めても6回目であり、最初のイベントから16年経ったことを考えると非常に少ない印象です。
その原因の一つとして、9鍵はキーボードによっては同時押し制限が引っかかることもあるため、押しやすい7鍵より少ないのかと思われます。
しかし専用コントローラーを引っ提げてプレイする愛好家が存在するのも事実。
今回は久々のPMSイベントなこともあり、PMS勢は積もりに積もったPMS欲を発散できるかもしれません。
↑絵柄の可愛さに定評のある本家
画像引用元:https://www.amazon.co.jp/ポップンミュージック-キャラクターイラストブック-music-KONAMI-OFFICIAL/dp/4861552222
◆ S9B2020の登録作品について
そして今年は28作のPMS作品が集まりました!
久々のPMSイベントにも関わらず登録作品数は上々で、PMSの春の訪れを感じさせます。
〇 会場を眺めた感想
全体の雰囲気としては、やはりポップな曲が多い印象です。テーマが春な曲もちらほらとありました。
しかも本家さながらボーカル曲がいくつかあり、umeさんの“#E198B4”、nonomoriさんの“蘭”などを筆頭にポップ勢力が強いです。
一方でガチガチのハードサウンド楽曲も登録されており、CYLTIE.さんの“キマグレ☆テキトウ・アンサンブル→コミュニケーション Re:Dive!”やNakaiankowさんの“The Tiger Eyes”などなど、ポップでは激しさが物足りない方向けの曲も登録されています。
(長尺BMSイベント、Be-Music West II、PABAT!2020、本PMSイベント...と4イベント連続で参加している唯一の作家Nakaiankowさん、とんでもない制作ペースですね・・・)
かと思えば、ピアノ独奏をボタンでガシガシ叩くタイプの曲が3つも登録されてるのは面白いですね。
1.w_treさんの“Cybenko's Theorem”
2.戒斗さんの“彼方紡ぐ伝承の旋律”
3.daisanさんの“for teenines”
ざっと見ただけでもこのようにレパートリーが豊富なので、かなり楽しめるのではないかと思いました。
作家陣も新人から古参(過去のPMSシリーズ優勝者やキューキービーツ参加者)..など幅広い年代から作品が登録されており非常に興味深いです。
PMSの需要の高さがうかがえますね。
〇 譜面難易度一覧
今回の登録楽曲を難易度順にソートした結果が以下の通りです。(後々譜面が追加される可能性あり)
PMSは難易度の幅がBMSより広いので、こういった表を作ると映えますね。また、実際にプレイしながら自分はどのレベル帯までクリアできるか探ってみるのも面白いと思います。
見ての通り、上はLv4、下はLv50となっていて初心者からゴリラまで楽しめる難易度分布なので、現状の実力のことは考えずにぜひプレイしてみましょう。
特に9鍵未経験の方はこのイベントをきっかけにどうぞ!
なお、ポップンミュージック上級攻略Wikiによると、
・Lv29~Lv41 中級
・Lv41~Lv46 上級
・Lv47~Lv50 超上級曲
らしいです。
Lvの低い楽曲には5ボタンと呼ばれるボタン数が減るモードもありますので、それらを優先してプレイして慣らすのもありだと思います。
また、低難易度譜面の練習をもっとやりたいと感じた場合は、思い切ってToyMusical3で練習するのもありかと思います(ToyMusical3解説記事はこちらの後半)。
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SPRING 9KEYS BLOSSOM 2020はまだ始まったばかり。
この春、PMSでいったい何が起こるのか・・・
今後の動向に注目です。
※全曲パッケージも出ました
https://t.co/zZ2j2nNyVs#S9B2020 全曲パッケージを用意しました。全28曲(637MB)です。
— SPRING 9KEYS BLOSSOM 2020 (@9keys2020) April 12, 2020