BMS Agency

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最近(2020年)のBMS界を気ままに追っかけます

#BOFXVI チーム考察 (5) [BADMEN]

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[BADMEN]

cap:BLACKTIGER

 

BLACKTIGER(BMS) / Ryan(BMS) / wataxy(BMS)

 

comment:GOODMENに代わってがんばります☆

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誠に悲しくはありますが、2014年から6年連続BOFを盛り上げてきた常連チーム「GOODMEN」は、今年はチームメンバー多忙により欠場となります。

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しかし、そんな彼らがじっくり育ててきた弟子(?)たちが、GOODMENチームに代わって今年のBOFに挑戦いたします。

 

・・・しかし、暗闇からそこに姿を現したのは、名前雰囲気がまるでGOODMENとは正反対のBADMENチーム。犯罪者のような怪しいアイコンをまといつつ、何をやらかすか分からない3人組が、黒いタイツを全身にまとって今年のBOFに参戦します。

 

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◆ 過去の戦績

BADMENBOFシリーズ初参加となりますが、その前身チームであるGOODMENは2014年以来、長きにわたってBOFシリーズの定番チームとして君臨しておりました。

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GOODMENは主にEBIMAYOさん、kohaxy(旧名:琥珀)さんを中心に組まれたチームです。残り1枠は年によってまちまちでしたが、近年はLianさんがレギュラーとして加入しました。

そんなGOODMENは当初EBIMAYOさんのワンマンチームとしての側面が強かったのですが、2016年頃からはkohaxyさんの存在感も徐々に増し、特にG2R2018は全員上位25%以上の順位というチーム単位での強さを発揮しております。

 

そんな名門チームのGOODMENメンバーが育ててきた虎の子(?)軍団ということで、BADMENのメンバーに注目してみましょう。

 

 

◆ メンバー分析

(1)BLACKTIGER

BLACKTIGERさんの素性は不明ですが、参考までに師匠(?)にあたるEBIMAYOさんの分析を行います。

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EBIMAYOさんはここ数年のエース級作家と呼んで異論のある方はいないでしょう。BOF初参戦のG2R2014から大型イベントの適性を見せ、2015~2017は脅威のTOP10常連。最高はBOFU2016のGOODBOUNCEで4位と、表彰台の手前まで上り詰めました。そしてBGAが公開期間に間に合わなかった2018・2019はやや順位が下がったものの、それでも上位10%枠をキープ。なぜ、こんなにもEBIMAYOさんは強いのでしょうか?

 

それはやはり、EBIMAYOさんが持つ天性のエンターテイナー性があるからこそでしょう。楽曲は分かりやすくキャッチ-でノリやすいハードコアを主体に、それでいて様々なジャンルを自分流で昇華させていく「EBIMAYO式」とも呼べる楽曲は個性が爆発しております。そして語る上で外せないのがEBIMAYOさん本人作のBGA。疾走感あふれるヘドバン必至のノリノリ要素に加え、可愛らしいキャラクター・小ネタ謎ネタなど話題が尽きません。毎年GOOD中毒者が多発するのも、納得と言える出来栄えです。

近年ではmaimaiなどの商業音ゲーの露出も増えてきているEBIMAYOさん。実力者としてどんどん幅を利かせてきた彼もまた、今年の優勝候補の一角です。

 

ところでEBIMAYOさんは最近、ArcaeaBADTEKという楽曲が収録されました。おめでとうございます。BADMENとの脈絡は不明。

 

 

(2)Ryan

Ryanさんの素性も不明ですが、参考までに親分(?)にあたるLianさんの分析を行います。

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Lianさんは2018年の東方音弾遊戯8でデビューを迎えた若手作家です。そんなLianさんもEBIMAYOさんと同様、音ゲー界の王道を押さえるハードコア系作家として絶賛活躍中です。BOFシリーズは初参戦のG2R2018でしたが、初回からとても堅実な結果を残す実力を発揮。

そんなLianさんはもともとBMSプレイヤーの一人であり、なんとSP発狂皆伝、DPでも発狂段位取得という生粋の音ゲーマーです。それらの実力から生まれる高難易度譜面は、高難易度愛好家の方から絶大な支持を受けております。今年は歴代最高の盛り上がりを見せたA-1 ClimaX 10thにも出場し、BOFXVIに向けた助走も十分。過去一番の結果を更新できるか、今年は勝負の年となります。

 

 

(3)wataxy

なんだか名前からしkohaxyさんにそっくりな気がしますが、気のせいでしょうか。

関係性は不明ですが、kohaxyさんの分析データは以下の通りです。

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※10/15追記:2014年のGood bye prizmの実績が抜けていたことをお詫び申し上げます。

kohaxy(旧名義:琥珀)さんは2014年4月開催の戦[sen-goku]國 ~甲午の乱~にてBMS作家デビュー。2014年3月開催の東方音弾遊戯6でデビューを迎えたEBIMAYOさんとは、同期の関係にあたります。BOFデビューの2014年はやや苦労の年となりましたが、2016年辺りからボーカル楽曲をこなすほどにメキメキと進化を遂げております。2017年にはドラムンベース限定BMSイベントDNBmsFesta主催を行い、現在はベースミュージックドラムンベース作家として仕上がってきました。

代表作はG2R2018のFunction GeneratorSoundCloud20000再生を迎えた本作品ですが、なんとBGAも自作とのことです。

昨年のBOFXVではBGA要素がゼロとなってしまい、実力に反して不本意な結果となってしまいました。今年はG2R2018以来の準備万端な作品の登録を目指し、チーム順位の底上げを狙います。

 

(4)サポートメンバー

サポートメンバーは今のところ不在。

GOODMENでは例年、EBIMAYOさん・kohaxyさんはBGAを自前で用意するか、自分で用意できないぐらいなら諦めるというこだわりを貫いております。

 

BADMENは果たして、その思想まで引き継いでいるのか・・・アートワーク面に注目です。

 

◆ 順位予想

最後に順位予想です。

(予想)(63.9+50.9+50.1)/3 = 55.0

(MAX)(74.0+53.1+56.6)/3 = 61.2

(MIN)(52.6+49.0+40.3)/3 = 49.0

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チームメンバーは全員初参戦らしい(え?)ので、順位の予想はできません。

個人的には、全員誰かの偽名ではないかと睨んでいるのですが・・・あまり変なことを言うと、黒いタイツの人たちにマークされそうなのでやめておきます。

 

 

ひとまず、脈絡はあまり無いのですがGOODMENの順位予想を載せておきます。

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例年通りならTOP20周辺が濃厚ですが、全員が良い結果を出せればTOP10入りも視野に入ります。

 

GOODMENの長所は音ゲーのツボを押さえた「HARDCORE軍団」であることです。BMSにおいてハードコアは譜面作りにおいて相性が抜群であり、「プレイしていてつまらない」とはなりにくいジャンルです。そんな王道を闊歩するGOODMENチームは、ライトな音ゲーマー層から絶大な支持を受けやすいと考えています。

さらに、もともとBMS活動の長いEBIMAYOさん・kohaxyさんと、若手ながらもBMSを誰よりも遊んできたLianさんなら音切り・譜面方面で失敗する可能性も低いので、BMSに特化」という意味では非常に強力なチームだと言えます。

既に実績持ちのEBIMAYOさんだけでなく、近年はkohaxyさん・Lianさん共に上昇気味なので、実力を出し切ればチーム戦上位も決して夢ではありません。むしろ今年は、主軸をGOODからBADへ変えたことによりメンバー全員の気持ちを一新し、今までになかった新しい可能性を探せるチャンスの年かもしれません(特にkohaxyさん・Lianさんにとって)。

 

短所は、ビジュアル面のサポートが不在であること。EBIMAYOさん・kohaxyさんは動画制作も行える二刀流作家ですが、2018・2019とビジュアル担当不在の一人ガチンコ勝負となっており、その負荷は計り知れません。その影響があってか特に昨年は、EBIMAYOさん・kohaxyさんのBGAがどちらも揃わないという最悪の事態に陥り、チーム順位もやや下降気味となってしまいました。今年は趣が違うチームなので、もしかしたら外部からBGA担当を引っ提げてやってくる可能性も無くは無いのですが・・・例年通りだとやはり心配が残ります。BOFシリーズでビジュアルが一切ない(未定義・真っ黒)のは致命傷になりかねないので、最悪の事態は防ぎたいところです。

 

 

 

さて、話を戻してBADMENチームの長所・短所ですが・・・

 

このチームは偽名なのか。それとも本当に正真正銘、GOODMENの弟子チームなのか・・・

 

わかりません・・・私たちはきっと、「悪い男たち」の手のひらの上で踊らされているのでしょう・・・

まだまだ素性が分かりませんが、今年の要注意人物なのは確かです。

BOFXVI会場が犯罪現場と化すのを防ぐためにも、今後この3人組からは目を離さないでおいてください。

 

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