#BOFXVI チーム考察 (11) [ウオウオ]
[ウオウオ]
チーム結成理由はパま…。私パ時イしパい欄見こツがオ分思。
これが何を意味するか、わかりますでしょうか・・・?私はわかりません。
そんな感じで、独自の言語を操るウオウオ軍団。
どの国に属すか分からない言語を使いこなす、謎が多いチームです。
しかしその実体は、今年のA-1 ClimaX 10thで全員TOP10入りを果たしたという、今を時めく脱空気作家チームです。A-1優勝・準優勝といった強豪が肩を並べ、今年上半期の成績は抜群。BOFXVIに向けた準備万端の実力派軍団として、ウオウオは今年のBOFXVIへと飛び込んでいきます。
◆A-1 ClimaX 10thの戦績
今年のA-1 ClimaXは第10回目ということも重なり、歴代最高の盛り上がりを見せました。作品数は39。平均インプレ数は81.3(!?)でした。
TOP10の結果は以下の通りです。
さて、TOP10結果を見れば分かる通り、このウオウオチームはA-1の1位・2位・7位・8位から成るA-1 10thの実力者チームです。ちなみに7位・8位のeiさん・わかどりさんはBGA一枚絵のみでこの結果(eiさんは一枚絵部門優勝)なので、その実力は推して知るべし。
そんな今をときめくウオウオチームですが、以下より各メンバーの考察を行っていきます。
◆ メンバー分析
(1)kei_iwata
ウオウオのリーダーkei_iwataさんは、まさに今最も熱い作家の一人です。
kei_iwataさんは遡ること2010年、Over Velocity Arrangement(DJMAXアレンジイベント)でデビューという珍しい形で作家デビューを迎えました(参考:uhocrab)。当時から珍しい「男性ボーカル」BMSを強みとしており、2012年のPMSイベント、SUMMER 9KEYS FESTIVAL 2012ではSpecial Summer Festival !!!がアベレージ優勝と、当時からポップ楽曲での実力を認められています。
↑ S9F2012楽曲の紹介動画。1:27からSpecial Summer Festival !!!
そんなkei_iwataさんはBOFシリーズを2010以来、ほぼ皆勤で出場しておりますが結果は低迷しがちでした。そんな中、今年は「改めてBMSに向き合いたい」と意思表明をし、2013年以来久々にBOF以外のイベントへと出向き、「A-1 ClimaX 10th」に参加。その結果、活動開始から10年目にして初のスコア優勝という非常にめでたい結果となりました。
そして続くWORLD WARでは、フロンティア↑↑エクスプローラーが15 / 104位となり、ここ数年のBOFの結果を覆すような鋭い活躍を発揮しました。
(2)saaa
saaaさんは今年のA-1で優勝を目前としていた若手ホープの一角です。saaaさんは2014年から差分作家([SAETHER]の人)として活動を始めたのちに、2018年に無名戦15にてBMS作家デビューを果たしました。活動を始めて間もない時期から、PABAT!2019や第二回BMS衆議院選などで上位進出を果たしており、歪み系ハードコア作家の期待の新人として片鱗を見せておりました。
↑HARDCORE UNDERSTAND 13 / 99 位(第二回BMS衆議院選)
そしてsaaaさんは活動3年目にして今年のA-1でRemovalを登録しましたが、トップを爆走して最後の最後にわずか19点(2票分)の差で準優勝となりました。惜しくも2位でしたが、評価期間内中に何度か頂点に立てたことは大いに誇れるでしょう。
(3)ei
ウオウオのキャッチコピー担当、eiさんです。
eiさんは、もともと2017年からイベント外でBMS制作(Unfastened Background等)を行っていた方です。後の無名戦15参加時にはイベント初ながら既にBMS3作目という、若手作家の中ではやや珍しい経歴を持っております。
そんなeiさんは初イベントの無名戦15から捻ったリズムと尖った譜面で存在感が強く、個性派作家として注目を浴びておりました。
転機を迎えたのは今年のA-1。開催直後に「🦷デンタル男 歯マン🦷」といった独特の言語中枢で注目を浴び、一躍時の人となりました。
その独自性の強いセンスは作品にも強く現れており、A-1参加作品の 「enamel」は楽曲のテーマが「歯」なテクノ・・・。楽曲が始まって最初に鳴る音は、歯が落ちて割れる音――。文字だけで見ると意味不明ですが、作品を見るとその説得力・独自のeiワールドには思わず納得してしまいます。
そしてenamelのようなストイックのテクノだけではなく、時にはエレキギターを前面に出したメタルなど、幅広い表現力を武器にしております。
eiさんのBOFシリーズ参戦はG2R2018ぶりの2回目。A-1でステップアップを果たした今年は、2年ぶりのリベンジを果たします。
(4)わかどり
わかどりさんは可愛らしい名前とは裏腹に、その実体はハヤブサ・・・狩りの達人です。
2018年デビューの若手作家ですが、初イベントの無名戦15では10 / 65位と好調な滑り出しを達成。
そして第二回BMS衆議院選ではTramontoがAve5 / 99位という、新人とは思えない高い実力を発揮しました。
そんなオシャレ系で実力を発揮するわかどりさんですが、今年のA-1では初のボーカルもの制作でありながら、8位にランクイン。高い音楽力を見せつけました。
中小イベントではもはやTOP10常連と化したわかどりさんは、まさに鷹の目の持ち主といった感じで抜群の信頼が寄せられます。
BOFシリーズは今年初参戦ですが、大舞台に向けて飛翔の準備は整っています。わかどりから親鳥への進化を目指し、今飛び立ちます――
(5)サポートメンバー
サポートメンバーは以下の通りです。
(1)kei_iwata
KeiuO(監督) /qfeileadh(ウグイス嬢)
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BGA担当のKeiuOさんは、今年の無名戦17優勝作品である「Gimme All The Cocaine」のBGAを担当した方です。
その疾走感あふれるおもしろフラッシュ動画は、プレイヤーに強い中毒性を与え、一度手を出したら離すことのできない劇薬となっております。近年ではかなり珍しい作風なこともあって、話題性が抜群(無名戦17で実証済み)です。
また、ウグイス嬢担当のqfeileadhさんはよくわかりません・・・今回の作品のBGAを見れば判明するかもしれません。もしくはボーカル担当?
(2)saaa
なんと、サポートメンバーなしです。
遂に、BGA自作の領域へ手を出したsaaaさん。今回は曲・動画・譜面全てを自らの手でこだわり製法を貫きます。
(3)ei
Kazari(BGA)
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KazariさんはPABAT!2017のLife StyleやG2R2018のGood Lifeなど、ド派手な3Dモーショングラフィックに定評ありの敏腕作家です。過去にはBOFU2016の優勝チーム、孤高クローバーのBGAも担当(Alice in Misanthrope -厭世アリス-)。
↑ Life Style 7 / 73位 歴代最高の盛り上がりを見せたPABAT!2017(1位のインプレ数114)
(4)わかどり
もがみ(BGA)
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もがみさんは今年の無名戦17にて初のBGA制作を挑戦した若手動画師です。
しかし、その作品は息をのむような・・・幻想的で美麗な実力派作品となっております。
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◆ 順位予想
最後に順位予想です。
(予想)(59.9+62.5+54.9+58.5)/4 = 58.9
(MAX)(43.6+52.2+51.4+50.0)/4 = 49.3
(MIN)(73.9+72.6+58.5+58.5)/4 = 65.9
流石、今年のA-1上位軍団なだけあってウオウオはかなり上位が期待されます。本命でTOP10付近、作品次第ではさらに上を目指せる予想結果となりました。
このチームの強みは何と言っても、歴代最大の盛り上がり(作品数・インプレ数どちらも)を見せたA-1で上位入賞を果たした、今が旬チームであること。現在のBMSイベントでインプレを行ってきた方々からは、抜群の信頼が寄せられます。BOF以外のイベントで顔を出し、多くのプレイヤーにとって「認知されている」ことは、曲数が多すぎて埋もれがちの昨今のBOFシリーズにおいて強力な武器となります。
作風に置いてもkei_iwataさんの男性ボーカル、eiさんのギター・独特のリズムなどの類を見ない作風が見られるため、BOFXVIにおけるオンリーワンチームとして注目されやすいと言えるでしょう。
また、元発狂差分師のkei_iwataさん・saaaさんがいるのも非常に心強いです。高難易度譜面の制作で困ることはほぼ無く、多くの発狂譜面プレイヤーに繰り返し遊んでもらえるチャンスが生まれます。
その上でさらに、eiさんやわかどりさんといった1枚絵常連作家にBGA専属作家が付くのはとても強いです。まさに鬼に金棒。BGAは全メンバーが既に用意できているため、BOFでも注目してもらえること請け合いです。総合的に、隙が無いチームだと考えます。
そんなウオウオチームの懸念点は、データだけで見ると全員BOFシリーズの実績が無いことです。BOFシリーズは普段のBMSイベントとはかなり違った特殊なイベントであることを踏まえると、A-1で評価されたからといって即BOFで上位になれる保証はありません。つまり、メンバー全員にとって今年は挑戦の年となります・・・
しかし私は、A-1 10th通りの実力を無事示すことができれば、ウオウオの上位進出も大いに可能だと考えています。チームメンバー個々人の実績を見ても、全員これからの新エースとなりえるような逸材揃いです。今年はサポートも万全にし、チーム一丸となって全力でBOFXVIに登場してきたことも強く伝わってきますし、上昇気流に乗っています。
早い段階からウオウオBMSプレビュー動画を作ったり、ウオウオBGA上映会(youtubeプレミア公開)といったPR面でも準備を怠らなかったウオウオチーム。
今年のウオウオは全てが揃っております・・・足りないものは、BOFの実績だけ。今年がその実績第一弾となるよう、イモムシのように舞い、イモムシのように舞えることを心より祈っております。
BOFXVIチーム『ウオウオ』です
— 壊れたラジオ (@eihiresan) July 12, 2020
₍₍⁽⁽🦾₎₎⁾⁾₍₍⁽⁽🌵₎₎⁾⁾₍₍⁽⁽㋇₎₎⁾⁾₍₍⁽⁽🍗₎₎⁾⁾ウオウオhttps://t.co/p041I4VXo9 #BOFXVI #event_bof pic.twitter.com/P2YUySPP7A