#BOFXVI チーム考察 (12) [あひらわま]
[あひらわま]
無名戦17・WORLD WARと快進撃を続ける今年デビューの大型新人、paraneumannさん。そんなparaneumannさんですが、今回のBOFでは映画『オカルト』の劇中の台詞をモチーフとした「あひらわま」を題目に、オカルトチームという不可思議な雰囲気でやってきました。しかも一人チーム。
予告編:『オカルト』(Trailer:『occult』) 2009年上映
チーム名やジャンルは、実際のBOFの作品に反映されるかは分からないため、作品自体がホラーをテーマにするのかは不明です(BOFでは過去にけいおん!というチーム名でゴリゴリのHard NRGを出した方もいます)。
そんな、やや不気味なあひらわまチームについて紹介します。
◆ メンバー分析
(1)paraneumann
paraneumann(パーマン)さんはあひらわまチーム内で唯一のBMS制作担当です。今年のBOFXVIには一人チームで挑みます。
paraneumannさんは今年デビューしたてほやほやの新人作家であり、通算BMS作品数は2つのみなので、この2つを基に考察していきます。
①Weaponhuman - 無名戦17(2020-6)
②Transicio - WORLD WAR(2020-8)
①Weaponhuman - 無名戦17(2020-6)
「武器人間」という映画にインスパイアを吹けた本作品は、サイバー・機械といったモチーフが楽曲・BGAの両方から醸し出されており、近未来をテーマとしたSF映画のような重厚な世界観を醸し出しておりました。無名戦17では初BMSとは感じさせない貫禄の3位を獲得。しかも楽曲・動画・譜面全てを自分で担当した・・・という化け物マルチクリエイター枠として、2020年のBMS活動を出発しました。
②Transicio - WORLD WAR(2020-8)
無名戦のWeaponhumanから打って変わって、かなりポップな作品となったTransicio。マキナ特有のノリノリメロディに合わせて、BGAもキャラクターが躍るコミカルな作風へと変身し、底の知れない表現力を見せつけました。2次元も3次元もどちらも強いのは近年ではかなり珍しいような気がします。
無差別級の大型イベントWORLD WARでは歴然の強者と肩を並べ、なんと9 / 104位という華やかな結果を獲得。多くの作家・プレイヤーに「ヤバい新人がいる」とparaneumannの名を知らしめました。
さて、2020年のイベント実績は他のどのベテランよりも輝いているparaneumannさんですが、今年はなんと初のBOFシリーズ参加となります。しかし、初参加ながら大々的な結果を打ち出せるポテンシャルを秘めている期待の新人なので、結果はかなり面白いことになりそうです。
(2)サポートメンバー
サポートメンバーは以下の通りです。
サポートメンバーにはBGA担当が二名おりますが、どちらも初BGAとなるようで情報が掴めませんでした。
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ちょっと気になったのが、「古越龍山」と検索するとお酒がズラーっと出てくることです。
古越龍山とは、中国国内で高く評価されている、中国の歴史的銘酒だそうです。なので、お酒が好きな方の偽名か何か・・・かと勝手に想像しています。paraneumannさんご本人であるという線も無いとは言えません。
◆ 順位予想
最後に順位予想です。
(予想)64.4
(MAX)66.2
(MIN)50.0 (暫定)
今年のBMS2作品だけで出したデータなので、あくまで参考値ですが・・・
無名戦やWWなどの前イベント通りの実力を発揮できれば、TOP10以上も夢ではありません。あくまで参考値ですが、それでもparaneumannさんならやりかねない・・・と思わせてしまうのが末恐ろしいです。ただ、未知数な点も多いため、予想の振れ幅は大きくなっております。
あひらわまチームの強みは、やはり無名戦17・WORLD WARと続けて結果を出したparaneumannさんの専属チームであること。一人チームは負担が大きいですが、頑張り次第では本人の実力がそのままチーム順位に反映されます。WORLD WARなどの無差別級イベントで既に実力を発揮したparaneumannさんなら、歴代BOFの強豪一人チームのような驚異的な結果が出せるポテンシャルを秘めています。
また、負担軽減のためにBGA担当を2名用意できているのも安心感があります。BOFの一人チームは、だいたいBGA未定義・一枚絵といったように雑なイメージを持ってしまうのですが、このチームなら3作ともにBGAを用意できる準備が整っており、BGAの心配はそこまで強くありません。
チームの懸念点は、やはり一人チームであること。無名戦・WORLD WARでしっかりと結果を出せたのは、それだけ2つの作品に時間が注げたからとも言えます。WORLD WAR終了からさらに短い期間で3つのBMSを用意するのは、並大抵の苦労ではないですし、制作にかけられる時間も限られてきます。その上で、paraneumannさん自身もBGAを自炊するというのが非常にネックになりそうです。そういった事情も重なり、今回はまず「宣言通りの数のBMSを用意できるか」、「BMS化の調整でミスらないか」というのが一番の気になる点と言えるでしょう。
またparaneumannさんは新人ゆえに譜面作りの経験が浅く、やや譜面制作に苦手意識を持っております。過去の2作品でも熟練プレイヤーからは譜面を中心に減点を受けており、やや勿体ない評価を受けてしまったため早急な対策・研究が必要だと言えます。
そして良くも悪くも・・・と言えるのがチームジャンル?のホラー・オカルトであること。もし本当にチームジャンル通りの作品を作るとなると、これまでの作風と違い過ぎて評価がどちらに転ぶか全くわかりません・・・SoundCloudの過去作品を見る限りでは、paraneumannさんはハピコアやマキナといった音ゲーの定番コア系が主な作風となっており、BOFXVIでもその路線である可能性が高いと言えますが・・・(未挑戦のジャンルを短期間で3曲は、非現実的)。
ただ、これは作品公開までジャンルが読めないという事で、逆にビックリ箱みたいな感じでワクワクするという良さも秘めています。まだまだベールに包まれた謎の勢力ということで、今後の動向に要注目です。
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さて、今年の大型新人枠として幅を利かすあひらわまチームですが、果たして当日、会場に姿を現すのは、BMSらしい王道トラックか・・・それとも、「見てはいけない、地獄のBMS」か・・・
このチームは、まだまだ読めません。
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本日は2020年10月21日。
あと3時間とちょっとでBOFXVIの登録期間が始まります。なんだか、緊張してきましたね・・・
果たして、今年の会場イス取りゲームの結果はいかに・・・!?
※まだ作品が完成していない作家陣は、11/3までに善処しましょう
本ブログでも11/3までは予定通りチーム紹介を行う予定なので、引き続きよろしくお願いします。
BOFXVI THE BMS OF FIGHTERS XVI -NEO DYSTOPIA-
— BOFXVI実行委員会 (@bms_of_fighters) October 20, 2020
本戦会場:https://t.co/JZzx9Uom18
登録期間:
2020/10/22 0:00~2020/11/3 23:59
評価期間:
2020/11/7 0:00~2020/12/20 23:59
一斉公開:
登録期間中に公開予定#event_bof