2020年のBMSイベントデータ 2
前回の記事では公式データを中心にまとめていましたが、こちらの記事ではより独自の集計結果を載せます。
◆ 2020年イベントのインプレデータ
今年開催されたBMSイベントのうち、評価型のBMSイベントでのインプレデータは以下の通りです。
最少:全作品の最少インプレ数(失格・非競争作品は除外)
平均:全作品の平均インプレ数
最多:全作品の最多インプレ数(≒優勝作品のインプレ数)
また、データをグラフ化した結果が以下の通りです。
2020年は上半期は例年通り平均インプレ数20~40を推移していましたが、無名戦を皮切りに平均インプレ数が急増しました。また、1年のうち平均で最もインプレが多くもらえるイベントは相変わらず無名戦でした。
ただ、今年は無名戦・BOFといった定期イベント以外の平均インプレ数も増加しており、特にA-1・MF3・WWの3イベントがBOFXVIの平均インプレ数を上回ったのは衝撃的でした。これは、「多くの人に見てもらうならBOFシリーズ参加が一番良い」という昨今の常識・神話が崩れ、BOF以外のイベントに目を向ける必要が出てきたのではないかと思います。プレイヤーとしても、同じような定期イベントだけが盛り上がるのは閉塞感を感じるので、2020年は新しい変化が見られた良い年だと感じました。
また、無名戦・A-1以外のイベント優勝作品がインプレ数100を超えるのは非常に珍しく、ここ10年での該当イベントはPABAT! 2017(114票)のみです(こちらが知る限りでは。ちゃんと確認は取ってませんが…)。
参考:各年の最多インプレ数(BOF・無名戦除く)
2010:FIVE VS SEVEN(65票)
2011:わずか1分で楽しめるBMSイベント(67票)
2012:ノンジャンル (91票)
2013:ノンジャンル2(62票)
2014:戦[sen-goku]國 ~甲午の乱~(89票)
2015:PABAT! 2015(89票)
2016:PABAT! 2016(86票)
2017:PABAT! 2017(114票)
2018:A-1 ClimaX 8th(84票)
2019:A-1 ClimaX 9th(71票)
2020:WORLD WAR(119票)
これらのデータを踏まえ、2020年のBMSイベントは例年と比較してインプレ数が増加した年だと確認できます。
しかし一方で、インプレを行った方の「作家:プレイヤー」比率は確認していないので、一概に「インプレ数が例年より増えたから、プレイヤーが増加して業界は例年より盛り上がってる」と決めつけてしまうのは早計でしょう。今年は多くのイレギュラーな要素の影響もあったため、2020年がどういう年だったかを知るには、また今後振り返る必要があると思います。
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◆ test1
◆ test2
準備中…