PABAT!2020 -閉幕- [ #PABAT2020 ]
登録 : 2020年02月23日(日)~2020年03月02日(月)(1次)
2020年03月13日(金)~2020年03月16日(月)(2次)
評価: 2020年03月01日(日)~2020年03月29日(日)
主催 : bbangsami
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年に一回の韓国BMSの祭り、『PABAT!2020』が先月末に終了しました。
本記事では当イベントの集計データを基にイベント全体を振り返っていきたいと思います。
◆ イベント終了時の順位
・PABAT形式TOP10
ということで、優勝を飾ったのはSobremさんの“Yay or Nay”でした。おめでとうございます!
中央値は圧巻の98点であり、その強さを存分に発揮しておりました。
SobremさんはPABAT!シリーズのアベレージ優勝常連(この記事参照)だったのですが、総合点で優勝したのは恐らくこれが初となります。
知る人ぞ知る実力者という立場から、名実ともに頂点となった記念すべきイベントと言えるでしょう。今後のご活躍が楽しみですね!
2位は日本からの使者Kyuzo Sameuraさんの“reflection”、3位も日本で活躍中のqfeileadh(ふぇいりあ)さんの“Prismrose”・・・と、日本勢の鋭い活躍が光ります。
これらの作品以外にも、TOP10は全体的に曲・動画と気合の入った作品が多く、ボリューム満点となっております。
・AVERAGE_TOP10
1位~4位はPABAT!形式と面子が全く変わらず、盤石の地位を築き上げました。
全体的にPABAT形式のTOP10と大差なかった中で、9位にLunaticatさんの“Scarlet Glass”が浮上。存在感を示しました。
全作品のランキングと集計詳細はこちら (でかいので注意)
◆ 順位変動
(3月8日・9日は集計漏れしてます。ごめんなさい)
評価期間中、1位のSobremさんの作品は一度も王座を譲らず、堅すぎる壁が立ちはだかっておりました。流石は韓国エースの風格を感じさせます。
2位は長らくCosmographさんの“Comet (Game Edit)”が鎮座しておりましたが、最後の最後で日本勢2名に逆転を許すという、非常に悔しい結果となりました。
またReku Mochizukiさんの“Yorixiro”も序盤はTOP5常連でしたが、最終週から失速して一時期は15位まで落ちました。それでも結果的には、最終日のインプレラッシュに乗り8位に返り咲きました。
・・・と一例ですが、グラフを眺めてるだけで面白いです。
その他作品は変動が多く、最後の最後まで順位が読めない結果となりました。
あなたが一推しする作品はどういった順位変動をしておりましたか?
◆ インプレ状況
本イベントに集まったインプレ数の合計は2206票(非競争作品含む)。
1作品辺りの平均インプレ数は32.44票(非競争作品含む)であり、非競争作品(10~18imp)も含めたことを踏まえると非常に高水準な投票数であったことが伺えます。
インプレを行った方は総数76名!
全曲インプレを行ったのは以下の6名です(以下、敬称略)。
w fsrs Blue-J ion_tracker Black SmiGoon
お疲れ様でした!(^-^)//""パチパチパチ~
今回のPABATは2次登録・3次登録(評価期間終了3日前)があったため、早い段階で全曲インプレをした方は恐らく投票漏れが発生してしまったことでしょう。そんな中で、最後の1作品まで投票した上記5名の労力は想像に難くありません。
まさに「一大仕事」を成し遂げた現代の英雄と呼んでも過言ではないです。
せっかくなので、惜しくも全曲に届かなかったインプレイヤーの方々もここに記したいと思います。
・あと1インプレ・・・!
동결(No.13) tami(No.13)
・あと2インプレ・・・!
SCTL(No.28, 66) bbangsami(No.15, 40)
・あと3インプレ・・・!(3次登録作品漏れ)
LUXURY(No.66, 67, 68)
なんと、こちらも5名もおります。お疲れ様です・・・!
インプレ結果のまとめは以下の通りです。
(☆が100点満点、黒背景が自分の作品でインプレ不可、cはコメントモード、??は点数非公表)
(追記:No.39はSmiGoonさんが制作に係わったことによりインプレを避けていたと教えて頂きましたので、修正しました。情報提供ありがとうございます!)
なおインプレイヤーの平均インプレ作品率は43.4%であり、作品数にすると1人あたり平均29.5作品のインプレを投票しております。データからしてもインプレ数の多さが確認できますね。
インプレは大会にとって作品と同じくらい大事な要素となっており、「イベントを盛り上げたい!」という情熱のある方にしか行えない手段です。
限られた期間の中で1票でも投じたプレイヤーの皆さん、本当にお疲れ様でした。
なお、今回のインプレは点数非公表モードがあったため、
・各プレイヤーの平均点
は集計不可能でした。ご了承ください。
また、全曲インプレした6名は偶然にも点数非公表モードを使用していなかったため、この6名の投票のみのランキングを作成することができました。
全曲インプレイヤー6名によるTOP10は以下の通りです。
“Yay or Nay”の中央値が100にカンスト・・・つよい!
また通常ランキングと変化した所だと、こちらの結果だと通常15位の“cold world”と通常18位の“東方兔傳說 -SKY DEFENDER-”、さらに通常22位の“808 WINKS”がTOP10圏内に躍り出ました。
↑試聴リンクは無いですが、古き良きBMSといった雰囲気がたまらない808 WINKS
あとは大半の作品が通常順位と同じ顔触れであることから、TOP10圏内作品の強さが感じられます。
◆ PABATいろいろ
〇 作者の返信コメント
気になった返信コメントを見かけたので当ブログにて紹介させて頂きます。
No.2 東方兔傳說 -SKY DEFENDER- / sctl
この作品のインプレ欄にて、「和風」といったニュアンスのインプレは全て作者さんが否定しております。
こちらの楽曲は『GAYAGEUM(日本名:伽耶琴)』と呼ばれる朝鮮半島発祥の伝統的な楽器を使用しております。
(引用:wikipedia)
形や音色が日本の『琴』と似てることもあって和風だと勘違いしやすいですが、こちらのgayageumは韓国の文化であり和風ではありません。
文化に関する話題は慎重に扱わないと小さなことで対立を生むことになってしまうので、今回のイベントを通して琴の文化を是非知っておきましょう。
参考になりそうなサイト:日・中・韓の、琴の音を聞き比べる・・片岡リサさん
〇 一枚絵部門
大型イベントであるため、少しでも埋もれないようにBGA付きの作品が主流であった今大会。しかしながら、一枚絵だけで健闘した作品もいくつか見られました。
一枚絵BMSの上位作品は以下のようになりました。
最も健闘していたのは、今が旬のBMS作家lollipopさんによる“forget me not”でした。
上位勢の中でも珍しい、低速で情に訴えるインストバラードです。この手の曲で上位に上がってくるのは相当なやり手だと感じます。
さてこちらのTOP5ですが、やはり他イベントでも上位常連の実力者が集っているイメージです。これはBGAの有無というよりは、作者の知名度も関連しているように思います。
〇 NO-BGA部門
次はBGAどころか一枚絵すら無かった作品の特集です。
上位作品は以下の通りです。
こちらは何とKamisysさんの“The Pyrokinesis”が総合5位と大健闘。
バレエの素晴らしいstagefileを同梱していながら何故かBGA定義は真っ白という危険な作品でしたが、その圧倒的な技量の楽曲と、数少ないPMS同梱作品ということで高い評価を獲得しました。
続く2位はpunchhhさんの“cold world”がランクイン。Kamisysさんと同様2次登録作品・BGA無しというハンデをものともせずに、楽曲と譜面の実力のみで脅威の中央値90を獲得しました。
あとは、キメラのキタムラ...って誰ですか?おそらく偽名だと思われるのですが、“Conglomerate”は音色が攻撃的で非常に格好良いです。
〇 PABAT!スペシャルミックスセット
〇 TOP画メイドの眼鏡の有無アンケート
PABAT 2020 mixset cover image vote#PABAT2020
— bbangsami (@bbangsami) March 31, 2020