BMS Agency

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最近(2020年)のBMS界を気ままに追っかけます

Mutual Faith 3 残り一週間。偽名作品紹介 [ #MF3_2020 ]

"合作オンリーイベント"

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全曲プレビュー動画

登録 : 2020年07月08日(水)~2020年07月12日(日)(1次)
     2020年07月18日(土)~2020年07月19日(日)(2次)
評価 : 2020年07月13日(月)~2020年08月02日(日)

主催 : Fox.Laboratory

 

 

 

合作BMS限定イベント、2次登録が終了して全22作品が集まりました。

 

早いものでイベント終了まで残り一週間を切りましたので、今一度イベントについて振り返ってみましょう。

 

 

 

 

◆ 全体の情報

今回のMutual Faith 3の全作品は以下の通りです。

なお、本名義が判明している作品は薄い青で塗りつぶしました。

またReadMeにて本名義が書いてある作品は〇、本名義が書いていない作品は△、そもそもReadMeが無い作品は×と表記してます。

 

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ざっくりと参加者一覧を眺めたところ、前回のMF2参加者が引き続き多く参加されているなと感じました。

例えば上からKyuzo SameuraさんやKanata.Sさん、また前回と全く同じユニットで参戦のChromatic Code(raiiさん & さんまのこぼねさん)もいたりと、前回のMF2を知っている人は嬉しくなってしまう顔ぶれが続きます。

 

 

また、一方で久々のBMS参戦の方も散見され、ああああさんやかにかま(RYO-K)さん、翡乃イスカさんなどの久々の最新作が遊べて嬉しい方も多いのではないでしょうか。

 

 

さらに、先日のA-1 10thからの"今が旬"作家のタッグでDisaster"K"(くるやのぶさん & kunziteさん)やXIRAISHI(TaWさん & しらいしさん)、そしてまさかのK-Shoot MANIA界からの電撃参戦のM-UEさん等々・・・幅広い層の作家陣の集まりが確認できました。

 

 

これらはほんの一部作家のピックアップに過ぎませんでしたが、イベント内の作品はどれも力作かつ、遊びやすい手ごろな作品数なのでぜひチェックしてみてください。作品ごとのジャンルや方向性がバラバラなので、飽きることなく全曲プレイできますよ。

なお現地点での順位については敢えて言及しないので、ぜひ自分なりのイベント内1位を発掘して頂ければと思います。

 

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(インプレの得点分布。現地点では、やや9点が多い結果となりました)

 

なお、今回のMF3からルールとして本名義公開が遂に解禁されました。

今回の登録結果として22作品中16作品が本名義公開済みであり、その割合は72.7%と高め。

やはり本名義で自主的に宣伝できるというメリットは大きく、偽名を利用するメリットもあまり無いと思うので、本名義で参戦してガンガン宣伝する戦略の方が多い印象でした。

 

 

が!

 

 

しかしそんな中で、あえて本名義を隠した奇特な作品が今回6作品集まりました。

今回はせっかくなので、そんな偽名作家に代わってそれらの作品を宣伝したいと思います。

(本当は本名義含めて全作品紹介したかったのですが、22作品の紹介だと長くなってしまうため、自主宣伝のできない偽名作品の紹介を優先させていただきました。ご容赦ください!)

 

今回の偽名作品は、以下の6つです。

(※MITCH DOWNVELLさんも正体不明ですが、以前のイベントから何度か登場していたため今回は偽名作品から除外しました。)

 

1:[ZILLION SHADES] Kaleidoscope - Lycoris vs. Pied d'Alouette

 

2:[Violin Breaks] Symphonie des violons hantés - Apparition de la Fontaine

 

3:[UK Hardcore] Sky Skimming - Double Jeopardy

(画像無し)

 

4:[GOTHCHIP] The Forlorn Vampire - Arcueid Brunestud

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5:[HARDCORE] bitch bass - bitch bros

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6:[ACUTE TECHNO] アドバンスド・ハイポテニューズ・メイヘム - Rinda Wafurg

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今回はこれらの偽名作品の紹介本名義予想を行いたいと思います。

 

 

【自分用】偽名作家の選択肢リスト:

(参加者一覧にいないものの、なんとなく作品に関わっていそうな作家一覧。敬称略

 Twitterや会場インプレ欄から独断と偏見で選んだため、誤りが多いリストかと思いますが気にせず進めます)

Fox.Laboratory(主催)・qfeileadh・kei_iwata・かむちゃうらる・AYhaz・Hyparpax・Deadline_Hater・でぱみぃ・kireji・tolz・ポロロッカ・Sterrite・tdef・はろるど(HAROLD)・Lollipop・agurin

 

 

 

◆ 偽名作品紹介

1:[ZILLION SHADES] Kaleidoscope - Lycoris vs. Pied d'Alouette

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本作品のジャンルは Math Rock / Progressive / Fusion / Touhou となっており(ReadMe情報)BMSとしては珍しいジャンルのごちゃ混ぜとなっております。

プログレッシブで難解な前半と、それとは対照的に情熱的でキャッチーな後半の対比が圧巻でした。またジャンルにTouhou(東方)が混ざっている通り、ZUNペットがとても印象的な作品です。挙句は「これZUN氏の偽名作品では?」なんて疑惑を持たれたりして・・・

 

ちなみに偽名のLycoris ・ Pied d'Alouetteはそれぞれヒガンバナ・オオヒエンソウ(デルフィニウム)と呼ばれる「花」を指します。BGAの中にもきっちり登場しており、名義というよりは作品のテーマというイメージを受けて面白かったです。

 

ヒガンバナデルフィニウム花言葉は色々あるようですが彼岸花不吉・死のイメージが強い)、この曲のイメージに当てはめるとすれば

 

ヒガンバナ→「情熱」「再開」

デルフィニウム→「楽しみ」「高貴」

 

という花言葉が似合いそうです。そんな情熱的な作品でした。

 

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作者予想欄:qfeileadhさん & AYhazさん(mov: Maeusさん)

なぜ?:まず、ギターの音色からAYhazさんを予想するもあまりピンと来ない。

なかなか楽曲からは絞れなさそうなので、動画や会場インプレに注目しました。

BGA実写に強い点や、色彩からBOFXVbreatheを連想したため、そこからqfeileadh(曲)さんとMaeus(動画)さんを指名。片割れのLycorisさんはりこりす・らぢあーた名義で本イベント作品に全曲インプレインプレ返信を行っているのですが、どこかゆるい雰囲気があり本名義が大きく絞られそうな予感がしました。

f:id:bms_agency:20200727225901p:plain↑このインプレで、

・Lycoris =qfeileadhさん(自信あり)

・Pied d'Alouette = AYhazさん(自信なし)

で決め打ち。

 

あとはTwitterで参加表明していた(↓)にも関わらず、会場に見当たらなかったので指名。

 

 

 

2:[Violin Breaks] Symphonie des violons hantés - Apparition de la Fontaine

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こちらは可愛らしいオルゴールの音色から始まったと思いきや、いきなり拳銃が発砲して治安が悪くなるという驚きの作品です。

本イベントは面白い作品が多かったですが、その中でも群を抜いて印象に残る作品であり、個人的にとてもおすすめです。

メロディの良さだったり、シンプルながらも遊び心満載のBGAなど、個性の光る作品でした。

 

なおタイトル名義フランス語のようで、日本語訳すると

「お化けヴァイオリン交響曲-噴水の出現」らしいです・・・

BGAからしてタイトル訳は合ってると思うのですが、噴水の出現とは・・・?

フランス語に自信のある方、和訳を教えてください。

 

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作者予想欄:agurinさん & Lollipopさん

なぜ?:Youtubeのアップロードアカウントが、S9B2020agurinさんの作品もアップロードしていたため、同一人物と断定(自信あり)。

またMF2の結果から見るに、今回もAYhazさんが複数参加していると仮定し、キックのパンチもそれっぽいのでAYhazさんを指名・・・したかったのですが、本作品にAYhazさんがインプレをしていたため、泣く泣く候補から外す。

非常に珍しいことに、PMS譜面が同梱されていたため、それを手がかりに作家を探る。

S9B2020参加者のHyparpaxさんを予想するも、本作品にインプレをしていたため候補から外れる。

最終的にS9B2020参加者かつ生音(特に弦楽器)に強く、megaアップローダーの使い手としてLollipopさんを指名。

 

 

 

 

3:[UK Hardcore] Sky Skimming - Double Jeopardy

(画像なし)

音の透明度が高く、キラキラした音色が魅力的な四つ打ちハードコアです。

合作は個性のぶつかり合いであり、うまくまとめ切れず事故る可能性もあると思うのですが、本作品はそういった障害を全く感じさせず、全体を通して非常に綺麗にまとまっているため円滑に合作が進んだのだなと感じました。

タイトルのSkyが表す通り、爽やかさが全面に出た楽曲です。

(Sky Skimmingは何と訳せば・・・?"空を滑る"?or" 空をすくう"?)

ただ本イベント唯一のNO BGA作品だったのが・・・惜しいかもしれません。

 

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作者予想欄:Sterriteさん & ザラエルさん

なぜ?:ハードコア作家のSterriteさんが合作相手を募集していたことに加え、シンセの音や音切りファイルの名前の付け方が一致したため。(自信あり)

 また、BOFXVIのチームメンバー繋がりでザラエルさんを指名。(自信なし)

 

 

 

 

4:[GOTHCHIP] The Forlorn Vampire - Arcueid Brunestud

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ゴシック+CHIPという類を見ないジャンルを引っ提げた楽曲。

自由に「飛び回る」ようなメロディワークは圧巻です。楽曲全体から威厳と哀愁が感じられ、つい浸ってしまいます。

壮大なバックと可愛いCHIPメロディの相性は実は良いという、合作の醍醐味である化学反応が感じられる作品でした。

タイトル・名義の和訳は「不幸な吸血鬼 - アルクェイド・ブリュンスタッド」。

ノベルゲーム月姫 同名の吸血鬼が登場することもあり、月姫からインスパイアを受けた作品ではないかと感じました。

 

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作者予想欄:AYhazさん & tdefさん

なぜ?:音切り後の音声ファイルのアーティスト名が"AYha"になっているのでAYhazさんを指名(自信あり)

もう一方は、自由なメロディからHyparpaxさんを予想するも、この作品にインプレを行っていたため除外。 

そこで、楽曲の雰囲気作りが上手いtdefさんを指名(自信なし)。

 

 

 

 

5:[HARDCORE] bitch bass - bitch bros

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こちらは一次登録終了間際に現れた謎の多い作品です。試聴リンクはありませんが、本イベントのダークホース的存在です。

ジャンルは王道のHARDCOREを銘打っていますが、BMSにおいて王道な哀愁系ハードコアではなく、下地で攻めるタイプの渋めのトラックとなっておりました。

高速ラップと激しく切り替わるBGA・LNの合わせ技は、プレイヤーの心を奪うこと間違いなしです。

 

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作者予想欄: AYhazさん & kirejiさん

なぜ?:BGAA-1 10th不安神経症とイメージが被る(容易に真似できない激しい実写BGA映像の質

また、敢えて試聴リンクを付けないストロングスタイルからAYhazさんを指名(自信あり)

もう一方は全く予想つきませんでした・・・が、今回久々にkirejiさんが本イベントにインプレを行っているのをを目撃し、直感でkirejiさんを指名。(全く自信無し)

kirejiさんの作風は確かにBass musicなので、もしかしたら...........?

 

 

 

 

6:[ACUTE TECHNO] アドバンスド・ハイポテニューズ・メイヘム - Rinda Wafurg

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こちらは2次登録陣の先頭に颯爽と現れた、不思議系テクノです。

まるでオモチャ箱をひっくり返したような展開・音色の変化は音ゲー映えして楽しいです。 初回プレイこそ急な展開についていけず「なんだこれ!」となりましたが、回数を重ねるごとに曲の良さが溢れる、本大会屈指のスルメ曲だと思います。

個人的に、合作でここまで好き放題やってるのは非常に好みでした。ぜひ制作者の過去作品もチェックしたいところです。

 

タイトルを英語表記すると"Advanced hypotenuse Mayhem"。

直訳すると「上級斜辺の大混乱」・・・?!?!いや、確かにBGAに斜辺はありますけど・・・

すみません、英語に自信のある方は訳を教えてください。

 

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作者予想欄:Hyparpaxさん & Lollipopさん

なぜ?:この作風はAYhazさんの可能性が低く、個人的に一番予想が難しい偽名作品でした。タイトル的に日本作家・・・?でもmegaにアップロードするのは珍しい・・・

シンセが飛び回る楽曲かつ独特のタイトルからhugepulseさんが候補に浮上するも、関わってなさそうなので候補から外れる。

メロディやイラストから察するとHyparpaxさんが一番それっぽい(自信あり)。

ただ相方が不明・・・megaアップローダーだった、ただそれだけの理由でLollipopさんを再度指名(作風が全く違っているため、自信無し)。

すみませんが、お手上げです。

 

 

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なお、この偽名予想はあくまで私個人のものであり、外したり見当違いな場合でも一切の責任は取りません。よろしくお願いします。

 

偽名当てに自信のある方、もしよろしければコメントなり何なりで予想を教えてください。

 

それでは、インプレ期間も残りわずかですが、引き続きMutual Faith 3を楽しみましょう。

 

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