#BOFXVI チーム考察 (3) [TRINITIA]
[TRINITIA]
「THE 音ゲー曲」と言われたら何を連想しますか?
それは、このチームが公約に掲げている「(クオリティが)すごい」・「エモい(感情が揺さぶられる)」・「むずい(譜面難易度が充実)」といった要素が主ではないでしょうか。
TRINITIA(トリニティア)では、qfeileadhさん・Limeさん・虎井 仁さんという業界内屈指のメロディメイカーが手を組み合い、渾身の「音ゲー曲」による感情の爆発を提供いたします。
果たしてTRINITIAは、BOF会場を感動の渦に巻き込んで「チーム合計部門TOP3以内」・「チーム中央値部門TOP3以内」・「個人ランキングTOP10以内」の三拍子の達成をすることができるのでしょうか。新エースチームの手腕に注目です。
◆ メンバー分析
(1)qfeileadh
チームリーダーはかわいい女子高生DTMerと噂(?)のqfeileadh(ふぇいりあ)さん。
2019~2020年のBMSシーンを語るには、qfeileadhさん抜きでは語れない――そんな、今最も熱いとされるBMS作家の一人です。
作家歴は長く、tokiru_iwata名義で2011年から活動しております。そこから7年ほどの活動を経て、2018年にはqfeileadh名義の初作品「スピカ」でA-1 ClimaX 8th優勝。瞬く間に時の人となり、歴代A-1で最も人気の作品となりました(こちらの記事参照)。
幻想的でキラキラしたポップチューン・アコースティックなサウンドと幅広い作風を展開しているqfeileadhさんですが、今年はA-1 ClimaX 8thに原点回帰してqfeileadh feat. レゾナンスもえこユニットで挑みます。
この2年間の活躍を通し、BOF入賞のための地固めは整いました。あとは、健闘を祈ります・・・
(2)Lime
Limeさんもまた、2010年頭より活動するベテランの一人です。BOF2010以来全てのBOFシリーズに参加している上に、なんと近年では必ず2作以上登録しております。作風はハードコア・トランス系をメインに添えつつ、あらゆるジャンルに挑戦しており、チャレンジャーな一面が垣間見えます。
チーム戦ではBOF2012での[COREmotion](4位)・G2R2014の[Brilliant Melodies](3位)・BOFU2016の[MEGALOPULSE](4位)・・・と、入賞経験豊富です。
Limeさん個人の最高順位はBOFU2016のChronomia(5位)。
Limeさんは優勝の素質を十二分に持っている実力者なので、いつBOFで入賞してもおかしくない方だと言えます。
近年はKawaiicoreの名手として名を知らしめておりますが、BOFU2015から毎年Dramaticalと冠したジャンルの作品の提出を連続しており、今回もチームジャンル的にDramaticalな作品が来る予感です。
↑"Dramatical / Aurora"(BOFXV)
LimeさんもBOF以外のBMSイベント入賞常連者なので(第二回BMS衆議院選(2019)優勝)、そろそろBOFシリーズ入賞が恋しくなってきた時期かと思います。目指すは表彰台!
(3)虎井 仁
虎井 仁(TORAI JIN)さんは初舞台がBOFU2017という若手作家の方です。
G2R2018では譜蘭師須古・坐比栄流名義のうきせいこうがスマッシュヒットを達成し、BOFU2017→G2R2018の1年で350位近い浮上となり、一躍シンデレラボーイとなりました。
そんな虎井 仁さんは様々な作風を持っており、BOFU2017のSAPINのようなアコースティックな楽曲もあれば、無名戦15のTOTiPOTENCYのような硬派な電子音楽も披露しております。
まだまだ実態がつかみ切れないミステリアスな作家さんですが、G2R2018のような前例もあるうえ実力も十分なので、「何かやってくれそう・・・!」と期待値が高いです。
今年はG2R2018越えを達成し、チーム一丸で上位を目指せるか・・・ここが勝負どころです。
(4)サポートメンバー
サポートメンバーは以下の通りです。
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qfeileadh(Vocal), レゾナンスもえこ(Vocal), 虎井 仁(BGA), Maeus(BGA), けんじ(Illust),SELDO(logo)
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qfeileadhさんとレゾナンスもえこさんがボーカルとなっているので、お二人のツインボーカル路線となる予感。また、動画には昨年のbreatheから引き続き、Maeusさんが担当となりました。
幻想的な演出に強く、楽曲の世界観を最大限に引き出していきます。
虎井 仁さんはBGAも担当するようです。先月のWORLD WARでも自作BGAを披露しており、シンプルながらもツボを押さえた今ドキ構成が光ります。
今回も、イラスト担当(けんじさん)とタッグを組んでBGAを作る予感です。
(けんじさんの作品は不明でした・・・公開日まで待ちましょう)
そして最後に、書いてはいないのですがLimeさんはBGAを自作担当するかもしれません。昨年のAuroraもその流れだったため、大いにあり得ます。
動画師のSELDOさんはロゴ担当だけでしょうか?他のチームの動画担当をしていることもあるので、このチームでも動画担当を持つのは恐らく厳しいかもしれません。
◆ 順位予想
最後に順位予想です。
(予想)(60.4+61.3+54.0)/3 = 58.6
(MAX)(65.9+70.7+63.7)/3 = 66.8
(MIN)(44.0+56.3+46.3)/3 = 48.9
データだけでは虎井 仁さんが過小評価気味なので、実際はTOP10入りを達成できると思います。そしてメンバー全員の頑張り次第では、優勝争いも不可能ではありません。
このチームの強みはやはり、全員がBOFの上位経験者であること、伸び盛りな作家が在籍していることです。
もともとBOFでの安定感抜群なLimeさんに続き、近年人気上昇中のqfeileadhさん、チームの伏兵的存在の虎井 仁さんなど、キャリアは違えど「持っている」方が揃っています。チームテーマの「ファンタジー」も話題性があり、余程の大きなミスが無い限りは上位が約束されているでしょう(チームページを見直したらファンタジーの文字が消えていたので、ファンタジー要素があるかは不明でした)。
そのうえ、qfeileadhさんとLimeさんは発狂皆伝持ち。ゲーム性抜群の高難易度譜面を自炊・同梱できるため、イベント期間中に何度もプレイされやすいメリットがあります。
↑ st7取れたらしいです(Stella難易度表)
そんな強みのあるTRINITIAチームですが、本人たちの実力以外で個人的にとても心配している点があります。それは「qfeileadhさんのチーム掛け持ち」と、「Limeさん・虎井 仁さんのBGA自炊」についでです。
今回のBOFXVIでqfeileadhさんは、TRINITIAチームに続きかわいそう・モフモフの鳥チームにも参加しているため、計3曲の登録が必要になります(まるで一人チーム)。今年だけでイベント3回の参加をしている(PABAT!2020・Mutual Faith 3・WORLD WAR)ので、今回も非常に大変なスケジュールとなりそうです。
ただ、昨年もBOFXV含め6曲の提出を達成したqfeileadhさんなので、もしかしたら本人にとっては問題になっていないかもしれません・・・
また、サポートメンバーを見る限り、BGA専属はMaeusさん、 けんじさんのみとなっております。虎井 仁さんはイラスト担当あり?ながらも動画の自炊は確定ですし、Limeさんは不明ですが、昨年通りならLimeさん自身で作ります。曲も動画も自分で作るとなると、作業量は2倍以上。こちらもまた、ハードなスケジュールで切り盛りしていかなければなりません・・・。
Limeさんは昨年のAuroraでBGAが途中追加の形でしたし、BGAを最初から用意できないとなると上位進出では大きな痛手となります(BGA途中追加で中央値8位のAuroraもとんでもないですが・・・)。
以上より、私のこのチームの予想は「全てが揃えば優勝争い・個人全員上位」、ただ「どこかが欠けてしまわないかが心配」です。
ただ、顔ぶれを見れば個人優勝が出てもおかしくないチームです。メンバーにとって、今年がさらなる飛躍の年となることを祈ります。
BOFXVI チーム
— qfeileadh (@qfeileadh) August 9, 2020
"TRINITIA"
- qfeileadh & レゾナンスもえこ
- Lime
- 虎井 仁
大本命チーム、登録完了です。
3拍子系ファンタジーBMSを3人で3作品お届けします!#event_bof #BOFXVIhttps://t.co/YZJ1Sbn6Mc